本日のセミナーはグループディスカッション!

グループディスカッションって、ただの話し合いでしょ?

と感じる方もいると思いますが、少し違います。

役割分担をして、あるお題に沿って話し合ってもらいます。

今回は、今日セミナーでのうれんB型メンバーさん学んだ内容を少し紹介いたします。

それではいってみましょう!

グループディスカッションとは

グループディスカッション

グループディスカッションとは、複数人のグループで一つのテーマについて議論を行い、制限時間内に結論を出していくものです。

グループディスカッションは、各グループ内で役割分担をしたうえで議論を進めます。

最終的には、グループ内で意見をまとめて結論を出し、担当者に発表する流れです。

グループディスカッションにおける役割

グループディスカッションの役割について

グループディスカッションでは、司会者やタイムキーパー、書記、発表者といった役割があります。

グループの人数によっては役割がない人も出てきますが、発言をする、役割がある人のフォローなどを行います。

役割について一つずつ説明します。

司会進行(リーダー)

司会進行は、いわゆる「仕切り役」ではなく、発言していないメンバーにも発言を促し、全員の意見を引き出して整理する役割です。

いろいろな意見が出た段階でグループの意見をまとめて、結論を導くサポートを行います。

司会進行のポイント

  • 意見が出なければ自分が先に発言したり、メンバーに話を振ったりなど臨機応変に対応する
  • 全員が議論に参加するために、発言するメンバーに偏りがでないよう配慮する
  • さまざまな意見を整理し、道筋を立てて結論を導き出す 
  • 発表も司会進行が行うケースがある

タイムキーパー

タイムキーパーは、与えられた時間内にやることを管理する役割です。

限られた時間内で意見を出し合い、発表の準備まで行うグループディスカッションにおいてタイムキーパーは重要な役割です。

時間が迫ってきたら「あと〇分です」「〇分以内に意見をまとめましょうか」など、はっきり伝えましょう。

タイムキーパーのポイント

  • グループに時間経過を知らせ、進行をサポートする
  • 時間を意識しながらも、聞き役に回りすぎず、自らもしっかり発言をする
  • 自由に議論する時間、意見を整理する時間などうまく時間を区切る

書記

書記は、グループ内で出た意見の要点を書き残す役割です。

まとめや結論を書き留めておいて、発表時に使用します。ただメモをするだけではなく、適宜メンバーと話し合いの内容を共有して、整理する役割です。

発言内容がうまくまとまらないメンバーがいたら、整理して「こういうことですか?」などと確認しながら要点を書き留めます。

書き留めているなかで意見に偏りがあると感じたら、ほかの意見を促すことも書記の役割のひとつです。

書記のポイント

  • メモに集中しすぎることなく、自らもしっかり発言する
  • メモしたことをメンバーに共有し、議論の進行をサポートする
  • 意見が偏りすぎていたら、ほかの意見がないか確認する

発表者

グループによっては司会進行役が発表も行いますが、別途発表者の役割を作ることもあります。

ディスカッション中は自分も発言をしつつ、ほかの人の意見もしっかりと聞き頭のなかでまとめることになるため、中立的な思考が必要です。発表の際は、自分の意見に偏らないように意識しましょう。

発表者のポイント

  • 発表の際は、結論から話して「なぜその結論に至ったのか」を説明するとよい
  • グループ全員の意見を中立的な立場でまとめ発表をする必要がある
  • 発表の際は身振り手振りも交えて伝えるとよい

その他(メンバー)

そのほかのメンバーは、活発なディスカッションになるよう配慮することが大切です。

特別な役割がないときこそ、自分の強みを活かすチャンスです。

積極的に意見を伝えることはもちろん、時間を意識したり、出た意見をまとめたりと、臨機応変な立ち振る舞いを心がけましょう。

メンバーのポイント

  • 意見を主張しすぎるのではなく、意見を聞き出すことも意識する
  • 必要があれば役割のあるメンバーをサポートする
  • 「一人で発言しすぎる」「ほかの人の発言を否定する」などクラッシャー行為をしない

グループディスカッションする上で大事なこと

グループディスカッションする上で大事なこと

グループディスカッションする上で大事なことは4つです。

※上記の図、倫理的思考力と書いてますが、論理的思考力の間違いです。

一つずつ説明します。

積極性:話し合いに取り組もうと姿勢ができているか

積極的にグループに入り、話し合いやフォローをする姿勢が大事。

グループディスカッションが苦手な方の場合、自分から意見を言えない、意見をまとめられないことがあるかもしれません。自らの意見を述べることは社会人として必要なスキルです。適度な積極性も重要視されるため、自分から意見を出す、他の人の意見に賛同や追加コメントを述べることも意識してみましょう。

注意事項:グループのメンバーより数多く発言することや、司会進行役を務めることだけが積極性ではありません。

協調性:助け合いができているか

ほかの役割の人をサポートしたり、発言ができていない人に話を振ったりする協調性も大切です。

自分や特定の人だけが発言することはできるだけ控え、グループメンバー全員で多様な意見を出すための配慮もしてみましょう。

傾聴力:メンバーの話を聞く姿勢ができているか

傾聴力とは、相手の話に耳を傾け、理解する能力です。

ただ相手の話を聞くだけではなく、発言からその人の感情や潜在的な思考を読み取るよう意識してみましょう。

自分の発言内容を考えるばかりではなく、メンバーの意見をしっかり聞くことで議論が建設的に進みます。

論理的思考力:感情や感覚に左右されず発言できているか

グループディスカッションのテーマによっては、自分の感覚を優先したくなるときがあるかもしれません。しかし感覚を優先してしまうと、説得力に欠けた議論につながります。

「なぜそう思ったのか」を伝える際は、「なんとなく」や「好きだから」よりも、客観的に考えて多くの人が納得できる理由を添えてみましょう。

グループディスカッションを実際にやってみました!

今回は2グループ4人ずつでディスカッションしてもらいました。

役割分担は各グループともスムーズに決まり、お題を発表。

「桃太郎に出てくるお供、1匹加えるならどんな動物がいい?」

話し合い方は、グループによって違いました。

Aグループは一人ずつ、これだと思う動物を理由と共に出していってました。白熱した議論を展開しているのがとても良かったです。

また、それぞれの役割を頑張っていこうとしている姿勢が見えて素敵でした。

Bグループは、満場一致で一つの動物をあげていました。理由は違えど、同じ動物になるのすごいことです。

ただ、ディスカッションと言う概念から逸脱していたのは、苦笑いでしたw

こちらのグループの役割分担も気負わず自然体でやっているのがすごかったです。

最終的に、どちらのグループも時間余るぐらい早くに、結論を出してくれました。

最後に

以前何回か行なったコンセンサスゲームもそうですが、論理的思考力を今後も鍛えて、ゆくゆくはディベートもやっていけたらいいなと思っています。

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