松野太紀さんの魅力を余すことなくお伝えします!
皆さん、こんにちは。
声優魅力伝道師、天空天馬です。
今回は、「金田一少年の事件簿」の主人公金田一一(はじめ)役と「スポンジ・ボブ」の日本語吹き替え版で2代目スポンジボブ役を担当した声優の松野太紀さんを偲んで、松野太紀さんの生涯と魅力をお伝えしてまいりますので宜しくお願いします。
皆さんも、松野太紀さんが出演したアニメ作品の名シーンや思い出を振り返ってみて下さい。
松野太紀さんは、1967年の10月16日生まれの東京都品川区出身の声優さんで、声優業だけではなく、俳優、タレントとして幅広く活躍しました。
【松野太紀さんの代表作品】
- 星の王子さまプチ・プランス
- 赤ずきんチャチャ
- 金田一少年の事件簿
- 犬夜叉
- スポンジ・ボブ
松野太紀さんの声優人生
松野太紀さんは幼少時代に児童劇団に入団。
初仕事は、昼のメロドラマのエキストラ役で、台詞と役名のある役は、ホームドラマ「ケンちゃんシリーズ」や時代劇などで子役として出演していました。
1977年、初舞台「女の遺産」に出演。
その1年後、10歳で、「星の王子さまプチ・プランス」で声優デビュー!
1984年、16歳の時にラジオ番組「アニメトピア」にて、三ツ矢雄二さんの舎弟として出演。
その後、おニャンコクラブの全盛期に、「月曜ドラマランド」のオムニバスドラマに数本出演。
80年代以降、数多くのアニメ作品に出演。
ミステリー推理アニメ・金田一少年の事件簿の主演デビュー
1997年、29歳でミステリー推理アニメ「金田一少年の事件簿」では、主人公の金田一一{はじめ}役に抜擢され、松野太紀さんの代表作品の一つとして挙げられています。
松野太紀さんは主人公の一を演じるにあたって、『一(はじめ)は特別な少年じゃない』と心がけていて、『一(はじめ)は推理が人より優れているが、他の点では普通の少年と変わらない』とのことで、『一(はじめ)は色んなことに感動する純粋な心を持っている素敵な少年です』と評していました。
「金田一少年の事件簿」の放送当初は、一(はじめ)が喋る謎解きの部分の収録に苦労し、アフレコに行くのが怖くなるほど悩んでいた事もありました。
松野太紀さんご自身はこの事に関して、『放送の半分くらいを僕が喋る、あれをどうしていいのか掴めなかった』『最初は洋画に声を当てるように喋っていた』と語っていました。
しばらくはしっくりしなかったそうで、途中から、『別にマイクに思い切り近づいて、ボソボソ喋ったっていいんだ』という感覚を掴み、それから良い調子で演じることが出来るようになったと語っていました。
人気海外アニメ・スポンジ・ボブの2代目後任デビュー
2007年、39歳の時、現在も教育NHKで放送中の海外アニメ「スポンジ・ボブ」で、主人公のスポンジ・ボブ役を、鶴博幸さんから後任し、シーズン4よりスポンジ・ボブ役を務めました。
また、同作内で複数の兼ね役も演じていました。
スポンジ・ボブの声を演じる際は、高い声を出していますが、インタビュー時に『スポンジ・ボブの声はアップダウンが激しく喉に負担がかかります。』と語っていて、収録の途中で喉がもたないこともあったそうです。
松野太紀さんの旅立ち
2024年、6月26日、56歳でこの世を去りました。
毎週土曜日の夕方、沢山のファンたちが明るく陽気な「スポンジ・ボブ」を観て、面白おかしく笑うその時間がファンたちにとってのお楽しみだったと思います。
そして、「スポンジ・ボブ」がグッズなどで販売されるくらい成功したのも、松野太紀さんの力なのかも知れません。
アニメ「金田一少年の事件簿」での思い出としては、どこにでもいる普通の少年から難事件を解決する天才少年への切り替えのかっこよさにいつも私は魅了され、海外アニメ「スポンジ・ボブ」での思い出は、独特な可愛らしい笑い声がとても印象的でした。
今でも、彼の可愛らしい笑い声が心の耳で聞こえてきます。
【天空天馬からのメッセージ】
松野太紀さん、あなたが演じた金田一一君とスポンジ・ボブの事を一生忘れないで、いつまでも大切に思い続けていきます。
謹んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。
天空天馬
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